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原子核物理におけるチャネル結合法と核反応研究

Coupled-channels method in nuclear physics and nuclear reaction study

福井 徳朗

Fukui, Tokuro

量子力学の基本原理である重ねあわせの原理は、原子核物理においても重要である。最も単純な例では、重陽子の基底状態におけるs波とd波の混合が挙げられる。一般に、異なる量子状態(チャネル)の線形結合で記述された系のSchr$"o$dinger方程式は、チャネル結合方程式と呼ばれる連立方程式を導き、それを解くことでチャネルの混合を考慮した波動関数が得られる。本講演では、原子核物理におけるチャネル結合法の基本的性質について、先の重陽子の例に加え、Hartree-Fock法などのいくつかの例を通して、その理解を深めることを目的とする。続いて、核反応計算においてチャネル結合法を適用した我々の研究成果を紹介する。特に、散乱における粒子の内部励起に関するチャネル結合法(連続状態離散化チャネル結合法; CDCC)の説明に重点を置く。CDCCを用いた研究成果の1つとして、従来の簡単化した模型では決して現れなかった移行反応における新奇な反応メカニズムを報告する。

no abstracts in English

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